破滅すると分かっていても

破滅すると分かっていても行動は変えられてない。私を含む多くの人の性質。
今回の金融危機を日本はバブルで学んでいたから、危機の中心から遠ざかることができたというは事実かもしれないけれど、日本だって現在進行形で危機が迫っている。

東京直下のM6(7?)クラスの地震はいつかは起こるものだ。けれどそれに備えて首都機能の移転をしようとかは考えない。地震が怖いから引越しもしない。(のが主流）

前向きに考えれば今の東京の発展は江戸時代から繰り返し起きてきた大火、地震等による破壊の結果なのだから、災害もフェニックスが自ら飛び込む火と思えば問題ないか。つまり逆に考えると耐火、耐震建築は発展の妨げになるかもしれない。

強固な建築が災害に耐えて残ることが、人の血管が硬くなり外界への対応性が衰えていくことに例えられるならば、東京の街は災害に脆弱であるほうが長期的な発展に寄与すると考える。